サラリーマンは民間保険の年末調整はしていますが、ふるさと納税、医療控除申請は確定申告が必要です。
私は今年はe-TaxのID・パスワード方式での申告を試みました。
が、結果としては断念することにしました。
郵送方式については印刷する手間と切手代、郵送事故等による遅延が心配なので却下としています。
e-TaxのID・パスワードを発行
私は確定申告を税務署で作成・提出したときにe-Tax用のIDとパスワードを発行してもらっていますので、今回はコレを利用しようと思います。
確定申告に必要な書類
まずは確定申告に必要な書類の不足がないか確認しましょう。
・源泉徴収票
1月中にはお手元に届いているかと思います。
・ふるさと納税の寄付受領証明書
私は年末にまとめて寄付しましたが、1月中には全ての受領証が届きました。
・医療費控除の集計
前年に医療費が20万円以上発生した場合は、年間の医療費を一覧表に纏めましょう。
家族単位でまとめることができます。
確定申告書の作成
国税庁の確定申告書等作成コーナーのサイトへアクセスしましょう。

作成開始のところをクリックします。

提出方法を3択から選択できます。
今回はID・パスワード方式をやってみたいと思います。
・マイナンバーカード方式
マイナンバーカードの発行とICカードリーダライタ(または対応スマホ)が必要です。
Androidのみの対応のようで、iPhoneでは一部端末が2020年1月より利用開始となったようです。
・ID、パスワード方式
事前に税務署でのID、パスワード発行が必要です。
ICカードリーダーを持っていない方にオススメです。
・印刷して提出
郵送等により申告書を発送しますので、完全に自宅で完結ということにはなりません。
ID・パスワード方式での確定申告
Macでの利用環境を確認しましょう。

Mac OSは以外にも最新OSのCatalinaでも国税庁で動作確認済みのようです。
Mac OS 10.12(Sierra)
Mac OS 10.13(High Sierra)
Mac OS 10.14(Mojave)
Mac OS 10.15(Catalina)
ブラウザはSafariを推奨していますので、Firefox、google Chromeはできれば避けたほうが良いでしょう。

税務署で発行してもらったID(利用者認識番号)とパスワード(暗証番号)を入力しましょう。

システム側で利用可能かどうかの有効判定をしてくれます。

利用判定の結果できない場合は他の方法で提出しましょう。
「平成30年1月以降、確定申告会場などでID・パスワード方式の届出完了通知を受け取られた方は、既にID・パスワード方式のご利用が可能です。」
とのことでそれ以前にID・パスワードを取得していた私は対象外でした。
マイナンバーカード及びICカードリーダライタが普及するまでの暫定的な対応とのことで、大人しくICカードリーダーを導入するのが一番良いかもしれません。
ID・パスワード方式を申請するのには税務署に出向いて本人確認をするか、ICカードリーダーが必要となります。
Macで使えそうなICカードリーダー
マイナンバーカードを利用して確定申告をする場合はカード読み込み用の端末が必要となります。
Macで使えそうなICカードリーダーはACR1251CL-NTTCom、ACR39-NTTComあたりが良さそうです。
ただし、Suica等のFeliCaは読み取りできませんので使い道が限定的で、最新OSに対応しているかはよく確認が必要です。
Windowsユーザーであれば、PaSoRiシリーズが定番ですがMacには対応していません。
こちらはSuicaなどのFeliCaタイプの残高確認、チャージもできるので非常に便利そうです。
確定申告のためにWindowsのPCを購入しようかとも思いましたが、今年は一旦見送りました。
まとめ
過去にIDとパスワードを発行してもらっていても、e-Taxの利用申請が必要のようです。
しかも、税務署に出向くか、ICカードリーダが必要となるため、利用価値は薄い気がします。
税務署に出向くなら紙での提出で良い、ICカードリーダーが必要ならマイナンバーカード利用方式で良いのですから。
ということで、Mac環境でICカードリーダーを導入してみたいと思います。